〜はじめに〜
こんにちは。
表参道パーソナルジムD’ACTIONです。
今回は、人間の体にとって必要不可欠な「水を飲む」ということについて考えていこうと思います。
「ダイエット」のため、「健康」のため、「スポーツ」のためなど、多くの人にとって水を飲むということは日常的な行為です。
本日は、私たちの身体の1日の水分排出量と摂取目安量をふまえて、生活の中でどのタイミングで、どうやって水を飲めばよいのかについて、例を交えながらご紹介していきたいと思います。
〜1日の水の排出量〜
私たちの体は大人では、「体重の約60~65パーセント」が水分で構成されています。
この水の働きで、栄養素や代謝物の運搬、体温の調節が毎日行われ、私たちの生命の機能が保たれています。
健康を維持するためにも毎日の水分補給は必要不可欠なのです。
成人が1日に排出する水分の量を合計すると、約2.5リットルにもなると言われています。
主な排出分は以下の通りです。
◯不感蒸泄(汗などとして感じなくても皮膚や呼吸を通して水分が失われていること)として約0.9リットル。
◯尿や便として約1.6リットル。
これらのことから、「失った水分を補う目的」で、普通に生活をしていても、約2.5リットルの水分が必要であることがわかります。
〜1日の水の摂取目安量〜
私たちは、平均的な食事で約1.0リットル、食べ物を分解してエネルギーを得る際にさらに0.3〜0.5リットルの水分を摂取できるといわれています。
このことから、残りの約1.0〜 1.2リットルを他から摂取する必要があることがわかります。
先ほどご紹介したように、水分は私たちの健康維持のために必要不可欠です。
摂取量と排出量のバランスがくずれると、さまざまな症状があらわれます。
水分が不足すると、脱水症や熱中症の原因になることはよく知られています。
また、過剰に摂取した場合、水中毒という症状が引き起こされ、内臓に負担がかかり体がだるくなったり消化不良を起こしたりすることがあります。
これは体内のナトリウム濃度が低下するためです。一度に大量の水を摂取しないよう注意が必要です。
〜効率的な水分摂取方法〜
水分補給の方法としては、
●一気にたくさん飲まない
●1回にコップ1杯程度(150~250ミリリットル)の量の水を
●1日に6~8回飲み、1日の必要量(約1.5リットル)を補給する
という方法がオススメです。
朝起きたとき、通勤の途中、スポーツをするとき、お風呂上がり、就寝前などにこまめに水を飲めば、水分不足に陥ることはないです。
また水のとりすぎで体に負担をかけることもなく、疲労回復や健康維持に役立てることができると考えられています。
1.起床時
朝起きたときに私たちの体は、水分不足に陥っている状態です。
寝ている間に皮膚や呼吸を通して水分を失っているためです。
血液中のミネラル濃度も高くなっているので、朝一番の水分補給は非常に重要です。
2.通勤の途中
朝が忙しいという人には、通勤中がオススメです!
移動でも体を動かすので、汗は出ていきます。
3.スポーツ時
運動中には大量の汗をかきます。
水分はもちろんナトリウムをはじめとした、ミネラルも体から失われてしまいます。
体重の約2%の水分を失うと軽い脱水症状に陥り、動作が鈍くなったり、食欲喪失などの症状があらわれると言われています。
適切に水分補給をしないと、熱中症や熱けいれんを引き起こしかねません。
ミネラルや糖分を十分にとる必要がある場合はスポーツドリンク。
糖分濃度を抑えたほうがいい場合はスポーツドリンクをミネラルウォーターで薄めたものを摂取するとよいでしょう。
4.入浴後
入浴による発汗でも、私たちの体は水分を失っていきます。入浴後にも水分補給をすることが大切です。
5.就寝前
起床時と同様に、就寝前の水分補給も大切です。
睡眠中の水分不足による血液中のミネラル濃度の上昇を防ぐためです。
〜おわりに〜
いかがでしたでしょうか?
「水の飲み方」について、1日の排出量との関係から、摂取目安量とタイミングをご紹介しました。
体型や健康維持がうまくいっている方は、総じて「水の摂り方」も上手で、500mlペットボトルなどを常に常備している場合が多いです。
こまめな水分摂取で体の水分不足を防ぎ、健康的な体を手に入れましょう!