本日、23日(日)10:00〜放送のフジテレビ系列「ワイドナショー」にて、ソニーコンピューターサイエンス研究所の研究の一つである「乙武義足プロジェクト」が番組内で紹介されました。
その中で、プロジェクトのリハビリ担当として参画している、弊社コンディショニングトレーナー・理学療法士の内田も出演しました。
本番では、乙武さんはもちろん、義肢装具士の沖野さん、エンジニアの森田さん、田中さんとともに出演して、プロジェクトの進捗共有と、ダウンタウンの松本人志さんに体験用義足で歩いてもらう企画がありました。
以前の放送では20mだった最大歩行距離は、今では34mまで歩けるようになっています。また、徐々に歩行の安定性も出てきています。
そして、現在の練習として、直線の歩行だけでなくカーブを曲がったり、坂道を上り下りする練習も行なっています。
普段、乙武さんが履かれているロボット義足は「SHOEBILL」といって、ハシビロコウという鳥の名前からきています。
モーターが搭載され、歩行をアシストするのはもちろん、階段の上り下りや椅子の立ち上がりなども行うことが可能です。義足体験のコーナーでは、SHOEBILLと同じロボットが搭載された義足が用意され、平行棒につかまりながら松本さんに体験していただきました。
今の課題としては、歩行距離が伸びるにつれて筋肉が疲れてきたり、呼吸が乱れてしまうところにあります。結果として、歩くバランスが悪くなってしまいます。
なので、歩行の練習をする中で呼吸を意識してもらうことや、持久力をつけるような練習メニューに多く取り組んでいただいています。
乙武さんと最大歩行距離の目標設定も行なっているので、そちらを達成できるように引き続き、全力でサポートさせていただきます。
プロジェクトメンバーのこともたくさん触れていただき、楽しく温かい雰囲気でした。ワイドナショー関係者の皆様、乙武さん、プロジェクトメンバーの皆様ありがとうございました!また、ご視聴して下さった方々もありがとうございました!
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