こんにちは。表参道パーソナルジムD’ACTIONです。
本日は、【最近よく聞く、ハーバード式スープとは?】というテーマで記事を書かせていただきます。
正式にはファイトケミカルスープと呼ばれているこちらは、健康にとても良い効果があると注目をあびているようです。
そんなスープを今回は詳しく説明していきたいと思います。
ファイトケミカルとは?
植物などが、紫外線や昆虫などから身を守るために作り出す色素や香り、辛みなどの成分のことを「ファイトケミカル」と言います。
この成分が、がんや糖尿病など、さまざまな病気の予防に効果があると注目を集めているようで
ファイトケミカルとは、ギリシャ語で【ファイト(phyto)=植物】、【ケミカル(chemical)=化学物質】という意味で、植物由来の化学物質のことを指すようです。
体内では生成できない第7の栄養素
5大栄養素の【ビタミン】【ミネラル】【脂質】【糖質】【たんぱく質】や、第6の栄養素と言われる【食物繊維】とは違い、「栄養素以外の成分(非栄養素)」として、第7の栄養素とされ注目されています。
ファイトケミカルの大きな特徴の1つとして、植物しか作り出せない物質なので人間の体内では生成することができないというものがあります。
非栄養素であるファイトケミカルは、私たちの生命維持活動には必須ではありません。よって、摂取しなかったからといって欠乏症を起こす心配もないといえます。
しかし、様々な病気を予防する効果を持つそのパワーが、今注目されているといいます。
ファイトケミカルと呼ばれている成分
現在見つかっているファイトケミカルは1,000種類ほどで大きく5分類に分けられます。
ポリフェノール
ブルーベリーやカシスなど、黒や紫色の野菜や果物に多く含まれ、植物が光合成するときにできる物質で、色素やアクの成分として抗酸化作用があります。
ポリフェノールは、強い抗酸化作用で活性酸素を無毒化します。
「アントシアニン」「イソフラボン」「カテキン」が代表的なファイトケミカルです。
イオウ化合物
刺激のある香りや辛味の中にある物質で、抗酸化作用があり、血行や血流の改善、強い殺菌作用による食中毒の防止が期待できます。
「アリシン」「スルフォラファン」「イソチオシアネート」が代表的なファイトケミカルです。
カロテノイド
緑黄色野菜の黄色、橙色、赤色の色素成分に含まれる物質で、抗酸化作用があります。
カロテン類とキサントフィル類に大きく分かれます。
「βカロテン」「リコピン」「ルテイン」が代表的なファイトケミカルです。
多糖類
炭水化物の一種で、きのこや海藻、根野菜に多く含まれ免疫力を高めます。
「フコイダン」「βグルカン」「イヌリン」が代表的なファイトケミカルです。
テルペン類
ハーブ、柑橘類に含まれる物質で、抗酸化作用、免疫力を高めます。
交感神経を刺激する効果や血行の促進、ストレスの緩和も期待できます。
「リモネン」「メントール」が代表的なファイトケミカルです。
摂取の仕方など
・白菜 ・ほうれん草 ・レンコン
上記の野菜は、【秋が旬】とされている野菜で旬の野菜は、収穫時が最も栄養価が高く、私たちの身体がその時期に欲している栄養素を含む食材です。
更に、上記の食材はマクロビオティックの考え方でバランスがいいとされている中庸の食材になり、上記の野菜以外も同時に摂取するのも良いと思います。
細胞を壊さないと摂取ができない?
ファイトケミカルは植物の細胞と細胞膜の中に存在するので、細胞膜を壊さないと体内に吸収することができません。
食材によっては、包丁で刻んだ程度では細胞を壊せず摂取しにくいとい難点も。
加熱をすると成分が溶け出す?
加熱すると細胞外に溶け出すという特徴があり、その特徴を生かした調理方法がスープで、一定時間加熱すると8~9割が溶け出すとも言われています。
溶け出した成分には、強力な抗酸化作用、免疫増強作用が含まれています。
同じ野菜を使って、生野菜ジュースと野菜を煮出したスープを作ったところ、ジュースに比べてスープの上澄み部分には10~100倍もの抗酸化作用が含まれていることが証明されたというデータもあるそうです!
ファイトケミカルスープ
ファイトケミカルスープは、ハーバード大学式「いのちの野菜スープ」が元祖です。
がん患者の免疫力を上げるために、試行錯誤して生まれたスープです。
そして、がん予防効果のある40種類以上の植物性食品をベースに生まれたようです。
作り方
❶野菜をそれぞれ食べやすい大きさに切る(かぼちゃやにんじんは皮ごと)
❷鍋に野菜と水を入れて沸騰させる。
❸沸騰したら蓋をして弱火で20分ほど煮込んで完成です!
※調味料などは使わない。
※野菜はできるだけ無農薬のものを使ってください。
引用元:cookpad
まとめ
❶ファイトケミカルはがんや糖尿病など、さまざまな病気の予防に効果があると注目を集めている。
❷ファイトケミカルは細胞を壊さないと体内に吸収することができず、一定時間加熱すると8~9割が溶け出し、溶け出した成分には、強力な抗酸化作用、免疫増強作用が含まれています。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、【最近よく聞く、ハーバード式スープとは?】というテーマで記事を書かせていただきました。
最近は冷え込む時間も増えて、スープや暖かいものが食べたくなりますよね!
その時にファイトケミカルスープを作って食べるのはどうですか?
健康にも効果的で、しかも調理が簡単!!
圧力鍋などを使ってより簡単作るのも良いかもです!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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